かえってきたK-r

おっとからK-rをプレゼントされた誕生日の翌日にOSAKA光のルネッサンス最終日を訪れての撮影中、あまりの寒さのせいなのかミラーアップしたっきり戻らずに操作不能になる症状に見舞われ、翌日に修理に持ち込んで音沙汰がないまま年を越したK-rが、先日ようやっと手元に戻ってきた。
喜んで受け取りに行った勢いで、K-rと同時発表になった標準レンズDA35mmF2.4ALも購入してしまった。カラーは12色のうち、もちろん、K-rのボディに合わせた白色で。
(通常はオーダーカラーは注文して二週間程度待つのだが、大阪日本橋トキワカメラは基本的に1個ずつ在庫を用意しており、その場で購入できるのだ)(直近に売れてしまって入荷待ちになっている場合もあるので確実に欲しい時は要事前確認)


DA35mmF2.4ALはマウント部分までプラスチックで作られた小型軽量廉価版のレンズだが、撮影してみたらあまりにしっくり思い通りの(手腕以上の)写真が撮れるので、心底買って良かったと思った。
一眼レフのレンズキットは標準ズームレンズというが定番なのだろうが、個人的にはこちらのレンズの組み合わせのほうが魅力的に感じる。やはり、小型なボディには小型レンズの組み合わせがよろしい。






F2.4でも開放で充分に美しいまるいボケが出る。
カスタムイメージ−ナチュラル(全数値標準)で撮ったが、色味がとても素直。雅とかほのかとかいろいろ試してみたい気もある一方で、ナチュラルでここまで素直に色が出るならナチュラルでいいかなとも思う。





結露とか空とかカーテンとか。細部の描写もきれい。太陽と雲を同時におまかせで撮るのは難しかった。コントラストをいじればよかったのかな。


あと、K-rには、K200Dにはなかった「クロスプロセス」と「デジタルフィルタ」というお楽しみがある。
サンタさんにもらったoptio I-10にもデジタルフィルタはあるけれど、撮影データに後からかける仕組みなので、カメラ内で完結するのはいいけどやっぱり「Photoshopもあるのに何をやってるのかしら……」という気になってくる。その点、K-rのクロスプロセスとデジタルフィルタは撮影と同時がけ(処理に多少時間がかかる)なので、どんな写真になるかワクワク感がある。


▼クロスプロセス×デジタルフィルタ[トイカメラ]



▼クロスプロセス×デジタルフィルタ[ハイコントラスト]


あと、K-xで搭載された「ほのか」とK-rから搭載された「銀残し」の新しいカスタムイメージも、売りのひとつであるだけあっていい味が出る。


ナチュラルで撮影

▼ほのかで撮影

▼銀残しで撮影


でもうっかりしてると銀残しのまま青空を撮ったりして「なんでこんなメリハリでちゃうの!」って叫ぶことになるので、当分はナチュラル中心で撮影して行こうかな。


K-r/DA35mmF2.4AL