造幣局の桜を通り抜けてきた・1

大阪に来て2回目の春でようやっと、大阪の桜といえばこれと言われる造幣局の桜の通り抜けを体験してきた。
訪れたのは、夫の休みの日程の都合で、まさに今日からスタートという14日。その後は今日まで天気に恵まれず、晴天の明日あさっては週末で大混雑だろうと予想されるにつけ、初日の混雑を恐れず見に行ってよかったと思う次第。


まずはざっくり「桜の通り抜けってこんな感じ」という写真を:


造幣局には、地下鉄では谷町線天満橋からのアクセスが便利。
半年前には巨大アヒルちゃんが浮かんでいた風景を見ながら、北に向かって川を渡る。南天満公園の桜がまだ散り終えていなくて、写真を撮っている人が多かった。


橋を渡ると厳密に交通整理されており、誘導に従えばまったく迷うこと無く造幣局に向かえるようになっていた。川沿いの道はぎっしりと露店が並び、否が応でも気分が盛り上がってくる。


ちなみに造幣局を通り抜けた先には露店が無いので(造幣局の脇を少し戻るとあるが)おなかが空いていたら入る前に食べていくといいかもしれない。夫は串に刺さった肉塊を買って食べた。
造幣局の中は飲食禁止なので、たくさん買うと入り口前でひたすら胃につめこむことになる。


露店を見ながら歩けば、すぐ造幣局の南門にたどりつく。

人だ。人がいっぱいだ。
でも造幣局の通り抜けは一方通行なので、人の背中がいっぱい見えてもなんとか絶望せず、まあ、じゃあ飛び込んでみようか、という気分にかろうじてなれる。



南門付近は、突如あらわれた麗しき八重桜どもにカメラを持って群がる有象無象で若干流れが停滞気味ではあるが、先に進むと、だんだん桜の本数に圧倒されたのか、ゆっくりながらも確実に前に進む一体の流れとなり、まさに通り抜けの名の通り桜の間を通り抜けてゆくことになる。



造幣局の桜の見所はなんといってもその種類の豊富さで、桜の脇には、丁寧に桜の名前と特徴が書かれた札が建てられている。(おそらく説明立て札は初出のみ、名札はほとんどの桜につけられている)


なので、やろうと思えば立て札と桜の花をセットで記録し、桜図鑑を作ることができる。


が、とてもじゃないけど種類が多すぎて、立て札撮影は入り口付近の数本で諦めたのであった。


雪崩のごとくあらわれる色とりどりの桜を、精一杯人を入れないようにしながらひたすらカメラにおさめただけの死屍累々の写真は、別にまとめます。
造幣局の桜を通り抜けてきた・2


K200D/FA50mmF1.4,DA21mmF3.2